自分にとっては第2戦目となる「ハセツネ30K」を走ってきた。
ハセツネ30Kとは。
ハセツネ30Kは、自己の限界を追求するトレイルランニングの最高峰「日本山岳耐久レース(ハセツネCUP)の入門大会として位置づけ、誰にでも楽しみながら大会に参加してもらえる日帰りのファンレースとして早春の奥多摩を走り抜けてもらいたいと企画しました。また、トレイルランニングの普及と、安全走行の啓発、自然保護の精神の高揚にも寄与したいと考えています。
奥多摩の自然の中を走るハードなスポーツです。途中にエイドもありませんし、すぐ救急車も来ません。ハセツネの原点は、「自己への限りない挑戦、そして、無事帰還するのが原則」は変わりません。 (大会概要より抜粋)
ハセツネはトレイルランニングの大会とは少々異なります、あくまで山岳耐久レースという位置づけにあるため途中のエイド(補給所)は無いのです。
山好きとしてはトレランより「山岳耐久レース」って響きがグッとくるよね。
当日ROD!!のメンバーと武蔵五日市駅で待ち合わせ。
実はわたくし「Run or Die!!」というランニングチームに入れてもらいまして
今日はその記念すべきなの初戦だったりするのです。
無事初対面のメンバーとの挨拶を済ませ駅からレース会場へ向かう。
去年初めて出たレースは完走することが目標だったけど今回は違う。
5時間以内で1000位以内という二つの目標を自分に課した。(参加予定2000人)
1000位なんて余裕なんじゃないのって思われるかもしれませんが
ハセツネは国内有数のメジャーレース。
しかもハセツネ30Kで1000位以内に入るとハセツネ本戦への優先権がもらえることもあり
熾烈な戦いになることが予想されました。
会場へ到着すると2000人の出場者とその応援の人々で会場はごった返しており
2時間前に到着したにも関わらずスタートぎりぎりに準備完了。
photo 茶々さん
RODメンバーとスタート前のお決まりショットw
自分の建てた作戦はこんな感じ。
「第一CP前の渋滞発生ポイントまでは全力で飛ばす、その後第三CPまで我慢のランニングで流れに付いていき最後の今熊神社からの下りでスパート。。。」
なんてことをぼんやり考えながらレーススタート!!
いきなり猛スピードで周りの選手が走り出す。
おそらくキロ4分代のペース、みな同じように渋滞ポイントで休める想定で前半のロードは飛ばすのだ。
自分も負けじと食らいつく。
少し走ると5.6m先にRODメンバーのひらどんさんが見えた。
前回大会も走ってるひらどんさんなら渋滞を見越したペース配分だろうと思い林道までの道のりはずっとついて行った。
しかしコースが緩やかな登りになるとさすがに着いていけず引き離される。
それでもハイペースで登り続ける。
もうすぐ渋滞ポイントだ、ってところで同じくメンバーの茶々さんに後ろから声をかけられた。
これが有名な刈寄山の渋滞。
なんとか半分より前の位置をキープできたのかな。
自分たちの渋滞待時間は約20分
後ろの方の選手は1時間待ちだったなんて噂も聞くほどものすごい行列。
渋滞が終わると再び皆一斉にハイスピードww
第一CPの入山峠までかっ飛ばす。
photo akira-san
第一CPを過ぎるとしばらくロードが続く。
自分にとってロードはもっとも苦手、ガマンのランニングを強いられる。
そして長い下りが始まったころ膝に若干の痛みを覚えた。
実は1週間前に同じコースを試走した際、膝を痛めてしまったのだ。
渋滞中にロキソニン(痛み止め)を飲んでおいたけど痛みがなくなることは無く、多少良くなるくらいで痛みとの戦いのレースにもなってしまった。
下りきると今度は緩い登り。
走れる緩い登りが一番キツいんだよな。
渋滞箇所から20km付近までずっと茶々さんと同じペース。
そんなに話したりはしてないけどなんとなくお互い励まし合っていたような感じだった。
ペースを保ちながらひたすら前へと走り続ける。
このあたりで順位を教えてくれるおじさんに遭遇。(大会関係者ではない)
自分の順位が920番くらいだと知る。
ロードセクションが終わりトレイルに入るといきなりの急登。
登っている最中なんとなくふくらはぎあたりに多少の違和感を覚えた。
そしてそれは登りからフラットなトレイルになった頃。
突然足に激しい痛みが襲いトレイル脇の藪にぶっ倒れる。
あまりの痛みに数分間悶絶。
足が攣ってしまったのだ。
足が攣ってしまったのだ。
レース中に「足が攣る」って話は聞いていたけど今まで一度もなかったし
それがどんな状態になるのかなんて想像もできなかった。
体の塩分が不足すると起こりやすいとも言われているが
自分の場合は完全に練習不足からくるものだと思った。
その時やさしい選手が声を掛けてくれ足を延ばし励ましてくれた。
レースそっちのけで助けていただきありがとうございました。
醍醐丸を過ぎるとアップダウンの激しいトレイルが続く
一度足を攣ったことで急激にペースダウン。
ただ他の選手も攣っている人が多く
そこらじゅうで悶絶してる人を見かけた。
痛みをごまかしながら走る事にも慣れてきて
第三CPからは徐々に普通に走れるようになってきた。
第三CPからゴールまでは試走した区間、どれくらいの長さと勾配かは頭に入ってる。
足も残っていたし痛みも若干和らいできたので快調に飛ばす。
今熊神社を過ぎたあたりで完走できることを確信。
目標タイムの5時間以内は厳しい状況だけどどうしても1000位以内には入りたかった。
「残り3km」の看板が見えたところで目に熱いものがこみあげてくる。
他の選手と競うのがレースなんだけど実際は「自分の限界への挑戦」
たかが5時間でも汗だらだら流しながら山道を走ってると
普段の生活じゃ考えられないくらい濃厚な5時間。
変電所を過ぎまた少し下ったことろで「もうすぐゴールだよ」
と声を掛けられた。
そしてゴール
photo akira-san
ゴール地点でROD!!メンバーが待っていてくれてたのが見えた。
タイム5時間11分、順位は947位
色々反省点はあるけど最後まで走りきれたし結果には満足しています。
男子1000位以内に入れたので秋の本戦へのチケットも手に入れました。(実はそれが一番嬉しい)
その後は風呂に行く組と帰る組に分かれ自分は風呂へ。
ささっと風呂に入ったあとは・・・・
焼肉屋に移動してかんぱーい!!
レース後のビールは最高のうまさ!
反省会というかジャキ劇場?ww
楽しい打ち上げでした!
今年はあとモントレイル戸隠と秋のハセツネ本戦に出場予定。
それに向けてまた練習だ!
一緒に出場した方・応援で来てくれた方ありがとうございました!
RUN OR DIE!! must be white out
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